続いてゴールドアリュール産駒ですが、これは実は負け戦で、手を出すなという産駒ですが、どうにか条件を加えて研ぎ澄ますことで、プラス回収に転じることが出来ないか、というのをやってみます。まずは回収率などの結果から。
ゴールドアリュール産駒 単勝回収率78%
【52-49-42-405/548】
シニスターミニスター産駒が過去5年で91頭、サウスヴィグラスが314頭だったことを考えれば、ゴールドアリュール産駒の548頭はかなり多いことがわかります。
回収率は80%をやや欠ける数値で、馬券の控除率のことを考えればJRAの理想的な養分となるための馬とも言えるかも。
この産駒は頭数が多いので回収率を上げるチャンスも多いのですが、その分、勝てない(回収率で脚を引っ張る)馬も多過ぎるということが問題です。
条件を加えて回収率の向上を目指します。
ゴールドアリュール×クラス
競馬のレースは賞金別でクラス分けがされています。一回勝つと上のクラスへ、さらに勝つとまた上のクラスへと上っていって、最終的にはG1~G3を目指すわけです。夏のゴールドアリュール産駒のクラス別の成績を見てみます。
新馬 【4- 3- 3- 20 / 30】回収率109%
未勝利【25-27-23-170/245】回収率84%
500万 【14-10- 9-142/175】回収率57%
1000万【5- 6- 5- 48 / 64】回収率48%
1600万【2- 1- 0- 6 / 9】回収率65%
OPEN 【1- 1- 1- 11 / 14】回収率53%
G3 【1- 1- 1- 8 / 11】回収率407%
夏のダート戦に限定しているので、G2やG1はそもそも開催されていません。こうしてみると、G3は高い回収率を誇っていますが、1勝のみでベタ張りの観点から言えば話になりません。
新馬戦も回収率109%をマークしていますが、同じく過去5年で分母が30頭では少なすぎます。この条件は使えないので他の条件に切り替えます。
ゴールドアリュール×場所
全体でも単勝回収率は78%あるわけですから、偏りを探し出せれば良い訳です。続いて競馬場別の成績を見てみます。
札幌【 8- 8- 8- 58 / 82】回収率50%
函館【17-11- 8- 79 /115】回収率156%
福島【 3- 4- 2- 33 / 42】回収率39%
新潟【10- 8-12- 98 /128】回収率47%
中山【 1- 1- 0- 9 / 11】回収率74%
中京【 3- 3- 4- 44 / 54】回収率90%
京都【 1- 1- 2- 15 / 19】回収率235%
阪神【 1- 1- 0- 2 / 4】回収率42%
小倉【 8-12- 6- 67 / 93】回収率27%
回収率が高くても分母の少ない京都は度外視できますが、気になる競馬場と言えば、そう函館!分母も多い上に回収率も156%をマーク出来ています。
さらに内容を見てみると、2011年8月にボンジュールリュウが10番人気優勝し、これが51.7倍のオッズをつけて回収率を引き上げていますが、この馬が凡走したとしても回収率は111%をマーク!!
夏のゴールドアリュール産駒は函館ダートでベタ買い決定です!